2025年03月20日

ドル円、4日ぶりに反落

・ドル円は4営業日ぶりに反落。米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。米国株相場が反発したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことも相場の支援材料となり、23時過ぎに一時150.15円と5日以来の高値を付けた。
 ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表後は米長期金利の低下とドル売りが進んだ。FOMC金利見通しでは、年内の利下げ回数が2回と前回の想定が維持された。米政権による関税政策で物価上昇圧力が強まる中でも利下げが続くとの見方がドル売りを促し、取引終了間際には一時148.61円と日通し安値を更新した。
 なお、米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いたFOMCで市場予想通り政策金利を4.25−4.50%で据え置き、4月から保有資産を圧縮する量的引き締め(QT)のペースを緩和することを決めた。また、今年のGDP見通しは大幅に下方修正した一方、インフレ率は上方修正した。声明文には「経済見通しを巡る不確実性は高まっている」との文言を追加し、トランプ政権の高関税政策が景気に及ぼすリスクに警戒感をにじませた。
 パウエルFRB議長は定例記者会見で「調査では関税がインフレ期待を押し上げていることが示唆されている」「インフレ期待上昇、かなりの部分が関税に起因」「新たな政策とその影響に関する不確実性は高い」「今年のインフレのさらなる進展が遅れる可能性」と述べたほか、「基本シナリオは関税によるインフレは一時的なものになる」「リセッションの確率は上がったが高くはない」などと話した。

・ユーロドルも4日ぶり反落。トルコでの政治リスクが警戒される中、NY市場に入るとユーロ売り・ドル買いが先行した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、2時30分過ぎには一時1.0861ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、FOMCで今年2回の利下げ見通しが維持されると米長期金利の低下とともにドル売りが優勢に。4時前には1.0913ドル付近まで下げ幅を縮めた。

・ユーロ円も4日ぶりに反落。23時過ぎに163.66円付近まで持ち直す場面もあったが、FOMC結果公表後にドル円が急落するとユーロ円にも売りが波及。日本時間夕刻に付けた162.20円を下抜けて一時162.08円まで下げ足を速めた。



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2025年03月19日

ドル円、小幅に3日続伸

・ドル円は小幅ながら3日続伸。2月米住宅着工/建設許可件数や2月米輸入物価指数が予想を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともに円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時149.93円と日通し高値を付けた。
 ただ、節目の150.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、上値が重くなった。トランプ米政権による関税政策が貿易戦争や米経済の下押しにつながるとの懸念が根強い中、米国株相場が下落したことも相場の重し。好調な米20年債入札を受けて、米長期金利が低下幅を拡大したこともドル売りを促した。アジア時間の安値149.13円を下抜けると一時149.10円まで値を下げた。
 なお、トランプ米大統領とプーチン露大統領はこの日、ウクライナ停戦案を巡り電話協議を行った。プーチン氏はウクライナのエネルギー資産に対するロシアの攻撃を制限することを確約したものの、米国が提案した即時の全面的な停戦には同意しなかった。

・ユーロドルは3日続伸。独財政拡大やウクライナの停戦協議進展への期待から、欧州市場序盤には一時1.0955ドルと昨年10月10日の高値に面合わせする場面があった。
 ただ、NY市場に入ると米住宅指標の上振れなどを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが進行。21時30分過ぎに一時1.0893ドルと日通し安値を付けた。
 もっとも、前日の安値1.0869ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。「独連邦議会(下院)は財政改革パッケージ案を可決した」と伝わった直後こそ独長期金利の上昇幅縮小の動きに伴って1.0897ドル付近まで下押ししたが、そのあとは徐々に買いが強まり1.0952ドル近辺まで切り返した。米長期金利が低下に転じたこともドル売りを誘った。

・ユーロ円も3日続伸した。欧州市場では一時164.19円と1月7日以来の高値を付ける場面もあったが、NY市場では上値が重い展開に。ドル円の失速や米国株相場の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り、一時163.02円付近まで下押しした。



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2025年03月18日

ドル円、続伸

・ドル円は続伸。2月米小売売上高や3月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが分かると全般ドル売りが先行。21時30分過ぎに一時148.31円と日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2月米小売売上高については「国内総生産(GDP)算出に用いられる自動車や外食などを除いた指標(コントロールグループ)が比較的強い結果となった」との声が聞かれ、米長期金利の上昇とともに一転買い戻しが進んだ。23時前には一時149.10円とアジア時間の高値に面合わせした。
 NY午後に入ると、対欧州・オセアニア通貨などでドル売りが強まりドル円にも売りが波及。3月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が予想を下回ったことや米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなり、0時30分過ぎには148.45円付近まで下押しした。
 もっとも、そのあとは米国株相場の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢に。アジア時間の高値149.10円や12日の高値149.19円を上抜けて一時149.28円まで上値を伸ばした。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えした。

・ユーロドルも続伸。独財政拡大やウクライナの停戦協議進展への期待からユーロ買い・ドル売りが先行。この日発表の米経済指標が低調な内容となったこともドル売りを促し、前週末の高値1.0912ドルを上抜けて一時1.0929ドルまで値を上げた。
 ただ、11日の高値1.0947ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。NY中盤以降は1.09ドル台前半でのもみ合いに終始した。

・ユーロ円も続伸した。安く始まったダウ平均が上昇に転じ、一時520ドル超上昇すると円売り・ユーロ買いがじわりと強まった。5時30分過ぎには163.05円と日通し高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時193.97円、豪ドル円は95.35円、NZドル円は86.90円、カナダドル円は104.52円、スイスフラン円は169.50円、南アフリカランド円は8.25円まで値を上げた。



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2025年03月15日

ドル円、反発

・ドル円は反発。日本時間夕刻に一時149.02円まで上昇した影響が残った。
 NY市場序盤は3月米ミシガン大学消費者態度指数速報値が予想を下回った一方、同時に発表された1年先・5年先の期待インフレ率が予想を上回ったため、売買が交錯。指標発表直後には148.89円付近まで上げたものの、1時30分過ぎには148.26円付近まで押し戻された。
 ただ、NY午後に入るとじりじりと下値を切り上げる展開に。米政府機関の一部閉鎖が回避される可能性が高まったことなどが好感されて、ダウ平均が一時700ドル超上昇。米国株の大幅反発に伴う円売り・ドル買いが出て148.67円付近まで持ち直した。市場では「一目均衡表転換線が位置する148.36円が意識されている状況」との声も聞かれた。

・ユーロドルは3日ぶりに反発。欧州時間に「独主要与野党は、国防費支出の増加などを含めた財政パッケージを巡り『緑の党』と合意した」と伝わった。ドイツで拡張的な財政政策が早期に実現するとの見方が強まると、ユーロ買い・ドル売りが優勢となり一時1.0912ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、11日に付けた5カ月ぶりの高値1.0947ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロ円の失速や米長期金利の上昇も相場の重しとなり、23時30分過ぎに一時1.0866ドル付近まで下押しした。
 もっとも、NY午後に入ると1.0880ドルを挟んだ狭いレンジ取引に終始した。来週18−19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やウクライナ停戦合意の行方などを見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がった。

・ユーロ円は反発。ドイツで財政拡大策が実現に向かうことへの期待が高まる中、欧州時間には162.33円と日通し高値を付ける場面があった。ただ、NY市場では12日の高値162.36円がレジスタンスとして意識され、じり安の展開に。1時前には161.28円付近まで下押しした。
 もっとも、引けにかけては米国株高やドル円の買い戻しにつれた動きとなり、161.80円付近まで持ち直した。



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2025年03月14日

ドル円、3日ぶり反落

・ドル円は3日ぶりに反落。米労働省が発表した2月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことが伝わると円買い・ドル売りで反応する場面もあったが、反応は一時的。前日の2月米消費者物価指数(CPI)の下振れと同様に、「関税引き上げの影響はこれから」との見方から米長期金利が上昇。ドル円にも買い戻しが入り、22時過ぎには148.35円付近まで値を上げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し高値148.38円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米関税政策による世界景気への懸念や米政府機関の閉鎖回避を巡る不透明感からダウ平均が一時680ドル超下落するとリスク回避の円買いが活発化。米長期金利が低下に転じたこともドル売りを促し、2時30分過ぎに一時147.42円と日通し安値を更新した。ベッセント米財務長官が「最近の市場でドルが下落しているのは自然な調整」と述べ、「懸念していない」との考えを明らかにしたこともドルの重しとなった。

・ユーロドルは続落。トランプ米大統領が欧州連合(EU)から輸入するワインなどの酒類に200%の関税を課す考えを表明したことや、「ロシアの交渉担当者は米国の一時停戦案を拒否」との報道をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行。22時30分前に一時1.0823ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、1.0878ドル付近まで持ち直した。ベッセント米財務長官の発言や米長期金利が低下に転じたことが相場を下支えした。もっとも、米関税政策への警戒感やウクライナ情勢の不透明感は根強く、戻りは限定的だった。
 なお、プーチン露大統領は米国が提案したウクライナでの停戦案について「一時停戦には同意するが、長期的な平和につながるべき。停戦について多くの疑問がある」と話し、即時の停戦受け入れには難色を示した。

・ユーロ円は3日ぶりに反落。米国の関税政策が欧州景気に及ぼす悪影響が懸念される中、全般ユーロ売りが先行。米国株相場の下落を背景にリスク回避の円買いが強まると、2時30分前に一時160.06円と日通し安値を付けた。



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2025年03月13日

ドル円、149円近辺はしっかり売りたい

 それにしても、不安定な相場展開になってきました。原因はもちろんトランプ米大統領です。こうした状況にマーケットは乱高下をしています。

 ただ、トランプ米大統領の経済政策は世界経済全体にはいい影響は与えないと思うので、最終的にはドル安に向かう可能性が高いという見方は変えていません。

 IMMのポジションを見ても円ロングが積み上がっていて、巻き戻しで昨日のように円売りが一気に加速する局面がこれからもあると思いますが、そういうときこそチャンスととらえ、ドル円やユーロ円が上にはねたときにカウンターで売りに入る戦略でいきたいと考えています。ドル円の149円近辺はしっかり売るつもりで構えています。



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