2025年02月14日

ドル円、4日ぶり反落

・ドル円は4日ぶりに反落。1月米卸売物価指数(PPI)が予想よりも強い内容だったことが分かると全般ドル買いが先行し、一時154.01円付近まで値を戻す場面もあったが、買い一巡後は再び弱含んだ。米長期金利の低下などが相場の重し。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視する米個人消費支出(PCE)物価指数の構成要素となる部分が控えめの数字と受け止められ、前日急上昇していた米長期金利が低下した」との声が聞かれた。
 トランプ米大統領はこの日、外国が米国製品にかけている関税と同水準まで米国の税率を引き上げる「相互関税」の導入を指示する大統領令に署名。米政府高官は記者団に「戦略的な競争相手である中国であろうが、日本や欧州連合(EU)などの同盟国であろうが関係ない」と述べた。
 ただ、今後は米通商代表部(USTR)や米商務省が国ごとに調査したうえで個別の対応を取るとしており、調査は4月1日までに終える見込み。発動までには猶予があり、交渉次第では関税が回避されるとの期待があるため、マーケットは株高・債券高(金利低下)・ドル安で反応。ドル円は6時前に一時152.70円と日通し安値を更新した。

・ユーロドルは3日続伸。1月米PPI発表直後に一時1.0376ドルまで値を下げたものの、トランプ米大統領の相互関税に関する記者会見を前に「トランプ氏が同日発表する関税は発効が今日ではなく数カ月先になる」との報道が伝わると一転買い戻しが優勢に。アジア時間の高値1.0440ドルを上抜けて一時1.0445ドルまで値を上げた。
 その後、トランプ米大統領の記者会見が始まると一時1.0373ドルの本日安値まで急落する場面もあったが、すぐに持ち直した。米相互関税の即時発動が見送られたため、インフレや貿易摩擦を巡る過度な懸念が後退。米株高と米金利低下が進み、ドル売りにつながったようだ。取引終了間際には1.0467ドルと日通し高値を更新した。

・ユーロ円は4日ぶりに反落。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢になると、3時30分過ぎに一時159.02円と日通し安値を付けたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると159.93円付近まで下げ渋った。



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2025年02月13日

とりあえずは、ドル円は153円台前半でドル買い狙い

 昨日、アメリカの消費者物価指数(CPI)1月分が発表になりました。結果は、前年同月比3.0%のプラス、コア指数も前年同月比3.3%となりました。これは、市場の予想を上回るとともに、前月の結果も上回っています。

 アメリカの消費者物価指数はここ数か月上昇トレンドになっており、この状態が続くと仮定すれば、FRBは今年は利下げをしないという可能性が高まってきます。トランプ米大統領の動きに振り回される展開が続くと思いますが、そういう中で上下動を繰り返しながらも、最終的にはドル高に向かっていくという流れを基本シナリオでやっていきたいと思います。

 とりあえず、ドルの押し目買いを中心に行っていきます。ユーロドルは1.04ドル台でのショートポジション、ドル円で言えば、153円台前半でのドル買いを狙っていきたいと思います。



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ドル円、3日続伸

・ドル円は3日続伸。米労働省が発表した1月米消費者物価指数(CPI)が総合・コア指数ともに予想を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会で「今日のデータはインフレ目標は近いが、まだ到達していないことを示している」「関税を理由に政策金利を変更せざるを得なくなる可能性も」と述べたことも相場の支援材料となり、一時154.80円まで値を上げた。
 ただ、買い一巡後は若干伸び悩んだ。米長期金利の上昇が一服した影響を受けたほか、市場では「一目均衡表基準線が位置する154.90円や節目の155.00円がレジスタンスとして意識された」との声が聞かれた。

・ユーロドルは小幅ながら続伸。1月米CPIの上振れをきっかけに全般ドル買いが先行すると一時1.0317ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0292ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。「欧州連合(EU)の貿易担当委員は米国と関税問題の解決を巡り協議する」との一部報道が伝わると、欧米貿易摩擦に対する過度な懸念が後退し、ユーロ買いが加速した。
 その後、トランプ米大統領が自身のSNSに「プーチン露大統領と本日、電話会談を実施し、ウクライナでの戦争を終結させるための協議を開始することで合意」「互いの国を訪問することを含め、非常に緊密に協力することで合意」と投稿すると、ウクライナ情勢を巡る懸念が和らぎ、一時1.0430ドルまで上値を伸ばした。
 ただ、5日に付けた直近高値の1.0442ドルがレジスタンスとして意識されると1.0381ドル付近まで押し戻された。

・ユーロ円は大幅に3日続伸。米物価指標の上振れをきっかけにドル円が上昇するとユーロ円にも買いが波及。そのあとは米関税を巡り、「EUが米国との交渉による解決策を模索している」と報じられたほか、「米露首脳はウクライナ停戦交渉開始で合意」と伝わり全般ユーロ買いが活発化。3時過ぎには160.97円と1月31日以来の高値を更新した。



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2025年02月12日

ユーロドル、4日ぶり反発

・ユーロドルは4日ぶりに反発。マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「将来も継続的な引き締めを支持」などと発言したことを受けてポンドドルが一時1.2455ドルまで上昇すると、ユーロドルにも買いが波及。英独株価指数が連日で史上最高値を更新する中、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りも入った。
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米上院銀行委員会で「政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」「米経済は総じて好調」などと話し、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の定例記者会見とほぼ同じ見解を示した。トランプ米政権の関税政策については「貿易政策についてコメントすることはFRBの役割ではない」として言及を避けた。市場では「パウエル議長の議会証言前にドル買いが一定程度進んでいたため、ユーロやポンドに対してドル売りが優勢となった」との声も聞かれ、前日の高値1.0343ドルを上抜けると一時1.0381ドルまで上値を伸ばした。

・ドル円は続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.54%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。前日の高値152.54円を上抜けて一時152.61円まで値を上げた。
 ただ、200日移動平均線が位置する152.76円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服し、152円台半ばでのもみ合いに転じた。クロス円の上昇につれた買いが入った半面、対欧州・オセアニア通貨でドル売りが進んだ影響を受けたため、相場は方向感が出なかった。

・ユーロ円も続伸。英独株価指数が連日で史上最高値を更新する中、リスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢となり一時158.19円まで値を上げた。



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2025年02月11日

ドル円、上昇

・ドル円は上昇。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.45%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも入りやすく、24時過ぎには151.57円付近まで下押しした。
 ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値151.16円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.50%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、152.07円付近まで持ち直した。

・ユーロドルは小幅ながら3日続落。ただ、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く狭い範囲内での推移にとどまった。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は今年中に2%の目標に戻る見込みだが、上下両サイドのリスクがある」「貿易摩擦によりユーロ圏のインフレ見通しはより不透明になる」などと述べたものの、相場の反応は限られた。

・ユーロ円は4日ぶりに反発。欧州市場序盤に一時157.42円と本日高値を付けたものの、前週末の高値158.01円がレジスタンスとして働くと失速。「日銀の追加利上げの時期が早まる」との観測が高まる中、円買いが入りやすい面もあり一時156.29円付近まで下押しした。ただ、引けにかけては156.77円付近まで値を戻した。



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2025年02月08日

ユーロドル、続落

・ユーロドルは続落。米労働省が発表した1月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比14.3万人増と予想の17.0万人増を下回ったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが先行。一時1.0409ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、同時に発表された失業率が4.0%と予想の4.1%より強い結果となり、平均時給が前月比0.5%上昇/前年比4.1%上昇と予想の前月比0.3%上昇/前年比3.8%上昇を上回ったことから、そのあとは徐々に上値が重くなった。
 「トランプ米大統領は早ければ本日7日、米国への輸入品に輸出国と同じ関税率を課す『相互関税』の導入計画を発表する」との一部報道が伝わると、米インフレ再燃への警戒感とともにドル買いが活発化。トランプ米大統領が石破茂首相との会談冒頭で「相互関税の導入計画を来週公表する予定だ」と発言すると、一時1.0306ドルと日通し安値を更新した。

・ドル円は横ばい。1月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ると一時151.35円付近まで売られたものの、失業率や平均時給が予想より強い内容だったことからすぐに持ち直した。22時30分過ぎには一時152.42円と日通し高値を付けた。
 ただ、200日移動平均線が位置する152.78円がレジスタンスとして意識されると失速。米国株相場や日経平均先物の下落を背景にリスク回避の円買いが入ると一時150.93円と昨年12月10日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。
 もっとも、米相互関税を巡る報道や発言で米インフレ再燃への警戒からドル買いが入ると、151.85円付近まで値を戻す場面があった。

・ユーロ円は3日続落。日米株価指数の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが優勢になると、2時前に一時155.87円と昨年9月16日以来約5カ月ぶりの安値を付けた。
 なお、米株式市場でダウ平均は一時460ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比490円安の3万8350円まで下げた。



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