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2022年06月16日

ドル円、反落

・ドル円は反落。米連邦準備理事会(FRB)は14−15日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FF金利の誘導目標を1.50−1.75%に引き上げることを決定。通常の3倍となる0.75%の大幅利上げは1994年11月以来27年半ぶり。歴史的な高インフレの抑制へ、異例の大幅利上げに踏み切った。
 声明文には「委員会はインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている」との文言を追加し、インフレ抑制への本気度を強調した。また、FF金利見通しでは2022年末時点の中央値が前回3月の1.9%から3.4%に大幅に引き上げられた。FOMC結果公表直後は短期金利市場で次回7月会合での0.75%利上げがほぼ織り込まれ、米金利上昇とドル高が進行。ドル円は134.95円付近まで値を上げた。
 ただ、パウエルFRB議長がFOMC後の会見で「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」「7月会合では0.50%か0.75%の利上げが選択肢となる公算」と発言すると、一転して米金利低下とドル安が進み一時133.51円と日通し安値を付けた。市場では「パウエルFRB議長の発言は警戒したほど今後の大幅利上げに前向きではなかった」と受け止められた。
 米10年債利回りはFOMC直後に付けた3.44%台から3.27%台まで急低下した。

・ユーロドルは続伸。欧州中央銀行(ECB)はこの日、イタリアなどの南欧諸国の国債利回りが足もとで急上昇したことを受けて、臨時の理事会を開き、金融政策の伝達メカニズムの機能を維持するためパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で購入した債券の満期償還金再投資に柔軟性を適用する方針を表明した。この結果を受けて欧州債利回りが大幅に低下すると全般ユーロ売りが優勢となった。FOMC公表直後はドル高が進んだこともあり、一時1.0359ドルと5月13日以来約1カ月ぶりの安値を付ける場面があった。
 ただ、パウエルFRB議長の発言後に米金利低下とドル安が進むと、1.0470ドル付近まで持ち直している。

・ユーロ円は反落。ECBが臨時会合を開き、南欧諸国の国債利回り急上昇への対応策を発表すると、欧州債利回りが大幅に低下しユーロ売りが広がった。4時30分前には一時139.54円と本日安値を付けた。




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