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2021年11月29日

ドル円、大幅続落

・ドル円は大幅に続落。南アフリカで感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異型が確認されたのをきっかけに経済の先行き不透明感が広がり、世界的に株価が急落。リスク・オフの円買い・ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが一時1.4697%前後と10日以来の低水準を付けたことも相場の重しとなり、一時113.05円まで下げ足を速めた。その後の戻りも113.56円付近にとどまった。市場関係者からは「本日は米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となったため、取引参加者が少なく市場流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあった」との声が聞かれた。
 米感謝祭明けの米国株相場はダウ平均が一時1050ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1280円安の2万7510円まで売り込まれた。WTI原油先物価格は一時14%超の暴落となった。
 なお、世界保健機関(WHO)は新型コロナ変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型」に分類し、「オミクロン株」と命名した。

・ユーロドルは続伸。米長期金利の大幅低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となり、6時30分過ぎに一時1.1331ドルと日通し高値を付けた。なお、新型コロナ変異株を巡る懸念が高まる中、米短期金融市場では米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が後退した。

・ユーロ円は急反落。NY序盤に一時128.96円付近まで買い戻される場面もあったが、ドル円が下げ幅を広げるとユーロ円にも売りが出て一時127.80円と2月24日以来の安値を更新した。
 世界的な株安に伴うリスク・オフの円買いが優勢となり、ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は150.73円、豪ドル円は80.48円、NZドル円は77.05円、カナダドル円は88.41円まで値を下げた。
 トルコリラ円は一時8.96円まで下落する場面があった。エルドアン・トルコ大統領が「トルコの金利は今後低下する」「国民が高金利に苦しむことはなくなるだろう」と述べ、低金利を維持する姿勢を改めて強調。トルコ中銀の金融緩和スタンスが継続するとの見方が広がり、リラ売りも進んだ。




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