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2020年04月06日

ドル円、続伸

・ドル円は続伸。ただ、海外市場では大きな方向感が出なかった。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買いが強まった流れに沿って円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時108.68円と日通し高値を付けた。その後108.19円付近まで下押しする場面もあったが、引けにかけては108円台半ばまで値を戻している。
 米労働省が発表した3月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比70万1000人減と2010年9月以来9年半ぶりの減少となり、予想の10万人減を大きく下回った。失業率は4.4%と前月の3.5%から大幅に上昇し、労働市場の悪化が鮮明になった。ただ、市場では「雇用統計はひどい内容だったが、直近2週間の米新規失業保険申請件数が急増していたため、ディーラーはあらかじめアナリスト予想より悪い結果を予想していた」との声が聞かれ、反応は限られた。
 なお、今回の統計の調査時期は3月中旬で、その後に大都市圏でのロックダウンや失業増加が起こっており、新型コロナ感染拡大による経済的影響が完全に反映されているわけではないという。

・ユーロドルは5日続落。新型コロナ感染拡大に歯止めがかからない中、欧州時間に発表された3月ユーロ圏サービス業PMI改定値が下方修正されたためユーロ圏景気に対する悲観的な見方が強まった。イタリアなどが求めているEU共通のコロナ債発行についてドイツが改めて反対を表明したことも嫌気されて、24時前に一時1.0773ドルと約1週間ぶりの安値を付けた。引けにかけては週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入り、1.0828ドル付近まで下げ渋ったものの戻りは鈍かった。
 なお、イタリアとスペインの新型コロナ感染者数は本日、約12万人でほぼ並んだ。さらに、フランスでは高齢者介護施設での感染によりこれまで約1400人が亡くなっていたことが発表され、驚きが広がっている。

・ユーロ円は6日ぶりに小反発。ただ、NY市場ではドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・南アフリカランドは軟調だった。先週末の大手格付け会社ムーディーズに続き、フィッチによる南ア格下げを受けてランド売りが活発化した。対円では一時5.67円、対ドルでは19.0909ランドといずれも史上最安値を更新した。市場では「格付け会社による南ア格下げが相次いだため同国からの資金撤退の動きが加速している」との声が聞かれた。




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