ドル円、4日続伸

・ドル円は4日続伸。107.50円を挟んで方向感を欠いていたが、米10年債利回りが上昇に転じたほか、ダウ平均の上昇につれて徐々に下値を切り上げた。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨で「最近の経済見通しの強さがさらなる段階的な利上げの可能性を高めたと多くのメンバーが支持」「インフレが目標に達しないリスクがかなり高いと一部メンバーが指摘」などの見解が示され、発表直後こそ107.291円まで売られたが、米10年債利回りが急上昇すると一転して107.901円まで買い上げられた。一方で、アジア時間の高値107.904円の上抜けに失敗すると、一時は300ドル超上昇したダウ平均が引けにかけて170ドル超安まで一転下落したため、やや上値が重くなった。

・ユーロドルは続落。ＦＯＭＣ議事要旨公表直後に一時1.23599ドルまで上昇したが、米長期金利の急上昇に伴って1.22812ドルまで急失速した。

・ユーロ円は横ばい。株高などを支えに132.70円台まで買われたが、その後はユーロドルや株価の一転下落につれて132.266円まで売りに押された。

（ＧＩ24から引用）