ドル円、3営業日ぶりに反落

・ドル円は3営業日ぶりに反落。一時112.166円まで上げた後、米10年債利回りの低下幅拡大に伴い111.85円まで失速した。もっとも、米10年債利回りが低下幅を縮小すると112.158円まで反発。その後は週末を控えて方向感が出なくなった。ポンド絡みの取引が中心となった面もある。
　なお、ポンドドルは売り優勢。メイ英首相が欧州連合（ＥＵ）離脱について演説を開始するとポンド売りが先行。引け間際に米格付け会社ムーディーズが英国の格付けを「Ａａ1」から「Ａａ2」に引き下げると1.3451ドルまで急落する場面があった。メイ英首相は「英国は単一市場と関税同盟から離脱する」「ＥＵに移行期設定を求める」「英国が求める移行期は2年前後」などと語った。

・ユーロドルは横ばい。しばらく1.1970ドル前後でのもみ合いが続いたが、米長期金利の低下幅縮小につれて1.19372ドルまで下落した。売り一巡後は1.1945ドル前後で値動きが細った。

・ユーロ円は反落。134.10円前後でのもみ合いから、ユーロドルの下落に押され133.70円台まで弱含んだ。

（ＧＩ24から引用）