ドル円、小幅ながら3日続落

・ドル円は小幅ながら3日続落。欧州序盤に112.909円まで下落した後は米10年債利回りの上昇につれて買い戻しが優勢となり、20時過ぎには一時113.54円とアジア時間に付けた高値113.548円に迫った。ナイト・セッションの日経平均先物が弱含んだほか、カナダドル円などクロス円の下落に押される形で再び113.00円を割り込んだが、下値は限定的。ムニューシン米財務長官が「長期的なドル高は良いこと」と述べたことが支えとなり113.40円台まで持ち直した。

・ユーロドルは続伸。米財務長官の発言を受けて弱含む場面も見られたが、下値は堅かった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「利上げは軌道上にある」「政策金利の前に預金金利を引き上げる可能性」と発言したことをきっかけに買いが優勢となり、一時1.07704ドルと2月6日以来の高値を付けた。

・ユーロ円は上昇。121.40円を挟んだ一進一退の値動きが続いていたが、ノボトニー総裁が利上げの可能性を示唆するとユーロが全面高となり、一時122.042円の高値まで買い上げられた。

（ＧＩ24から引用）