ドル円、3日続落

・ドル円は3日続落。ナイト・セッションの日経平均先物やダウ先物の下落を背景とした欧州時間からの売りの流れが継続。米10年債利回りが低下したことも売りを促し一時112.057円まで値を下げた。一巡後はショートカバーが入り112.479円まで持ち直したが、戻りは限定的だった。米10年債利回りが低下幅を拡大すると売り圧力が高まったうえ、クロス円が全面安となった影響も受けて112.00円を下抜けて111.938円まで下げ足を速めた。一方で、ダウ平均が引け直前にプラス圏を回復したことを受けて取引終了にかけては112.10円台まで下げ渋った。
　なお、トランプ米大統領が「エネルギー業界の規制緩和に向けた大胆な行動を準備」「中流階級向けに大幅な減税を実施する」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。

・ユーロドルは3営業日ぶりに反落。ドル円の下落や米長期金利の低下につれて序盤は買いが強まった。ユーロクロスの上昇につれた面もあり、一時1.06179ドルまで上昇した。ただ、20日高値の1.0633ドルが目先のレジスタンスとして意識されると失速。ユーロ円の下落につれる形で一時1.05569ドルまで売りに押された。

・ユーロ円は4日続落。株安を手掛かりにリスク・オフの動きから売られるなど総じてさえない値動きが続き、一時118.241円と昨年11月23日以来の安値を付けた。

（ＧＩ24から引用）