2023年11月30日
市場は米利下げを織込み過ぎ
ウォラーFRB理事の発言ですが、FOMCでの政策決定はテイラールールに基づいているという点を説明して、そこでインフレ率が下がれば利下げするという一般論を述べているだけなのですが、利下げという単語が出てきたことと、数カ月という時間軸への言及があったことがマーケットを驚かせました。
これまで、ドル円のロングポジションがたまっていたので、これを投げ売りさせるには十分な材料だでした。その結果、ドル円は一時146円台にまで下落しています。IMMのポジションを見てみると、この発言の前からドル円のロングポジションが減ってきていたので、ある程度この動きを予想していた人もいたのかもしれません。おそらく、今週末に発表される数値では、更にドル円のロングポジションは減っていると思います。
CMEのFedWatchツールのFFレート確率を見ると、来年の5月は利下げを既に8割近くまで織り込んでおり、さすがに「鬼が笑う」のではないかという動きになっているので、この織込み過ぎはいずれ修正されると思います。それと並行して、ドル円もロングポジションの投げ売りが一巡すれば、またじわじわと買いが沸いてくるのではないかと予想しています。145円台から146円台のどこかが当面の底になるのではないでしょうか。
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これまで、ドル円のロングポジションがたまっていたので、これを投げ売りさせるには十分な材料だでした。その結果、ドル円は一時146円台にまで下落しています。IMMのポジションを見てみると、この発言の前からドル円のロングポジションが減ってきていたので、ある程度この動きを予想していた人もいたのかもしれません。おそらく、今週末に発表される数値では、更にドル円のロングポジションは減っていると思います。
CMEのFedWatchツールのFFレート確率を見ると、来年の5月は利下げを既に8割近くまで織り込んでおり、さすがに「鬼が笑う」のではないかという動きになっているので、この織込み過ぎはいずれ修正されると思います。それと並行して、ドル円もロングポジションの投げ売りが一巡すれば、またじわじわと買いが沸いてくるのではないかと予想しています。145円台から146円台のどこかが当面の底になるのではないでしょうか。

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ドル円、4日続落
・ドル円は4日続落。アジア時間に一時146.67円と9月12日以来の安値まで売り込まれた反動で買い戻しが先行した。米商務省が発表した7−9月期米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比5.2%増と速報値の4.9%増から上方修正され、予想の5.0%増を上回ったことが伝わるとドル買いが加速。23時過ぎに一時147.90円と日通し高値を付けた。
ただ、節目の148.00円には届かなかった。米経済活動の3分の2超を占める個人消費が3.6%増と予想の4.0%増を下回ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する食料とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)指数が2.3%上昇と予想の2.4%上昇を下回ったことが相場の重しとなった。米国で利上げ局面が終了したとの見方が広がる中、戻りを売りたい向きも多く、4時過ぎには147.08円付近まで下押しした。
なお、FRBがこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「米経済活動は前回の報告書以降減速した」との認識が示されたほか、物価上昇については「地区全体でほぼ緩やかになったが、依然として高止まりしている」、労働需要については「引き続き緩和した」と伝わった。
・ユーロドルは5日ぶりに反落。アジア時間に一時1.1017ドルと8月10日以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利食い売りなどが出た。11月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったことで、欧州のインフレ鈍化を意識したユーロ売りも出た。米GDP改定値の上振れを受けてドル買いが強まると、一時1.0960ドルと日通し安値を更新した。
もっとも、米国での早期利下げを見込むユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0995ドル付近まで下げ渋った。
なお、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「追加利上げの可能性を排除するつもりはない」「利下げについて議論するのは時期尚早」などと述べたほか、メスター米クリーブランド連銀総裁は「今後のデータ評価する上で政策は良い位置にある」「さらなる利上げが必要かどうかは経済状況次第」などと語った。
・ユーロ円は3日続落。21時30分過ぎに一時本日高値となる162.25円まで値を上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。取引終了間際には161.49円と本日安値を更新した。
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なお、FRBがこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「米経済活動は前回の報告書以降減速した」との認識が示されたほか、物価上昇については「地区全体でほぼ緩やかになったが、依然として高止まりしている」、労働需要については「引き続き緩和した」と伝わった。
・ユーロドルは5日ぶりに反落。アジア時間に一時1.1017ドルと8月10日以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利食い売りなどが出た。11月独消費者物価指数(CPI)速報値が予想を下回ったことで、欧州のインフレ鈍化を意識したユーロ売りも出た。米GDP改定値の上振れを受けてドル買いが強まると、一時1.0960ドルと日通し安値を更新した。
もっとも、米国での早期利下げを見込むユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0995ドル付近まで下げ渋った。
なお、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「追加利上げの可能性を排除するつもりはない」「利下げについて議論するのは時期尚早」などと述べたほか、メスター米クリーブランド連銀総裁は「今後のデータ評価する上で政策は良い位置にある」「さらなる利上げが必要かどうかは経済状況次第」などと語った。
・ユーロ円は3日続落。21時30分過ぎに一時本日高値となる162.25円まで値を上げたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。取引終了間際には161.49円と本日安値を更新した。

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2023年11月29日
ドル円、3日続落
・ドル円は3日続落。米国で利上げ局面が終了したとの見方が広がる中、全般ドル売りが先行。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「政策が好位置にあるとの確信を強めている」「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ、政策金利を引き下げる根拠は十分にある」などと発言すると、米長期金利の低下とともに円買い・ドル売りが活発化。2時30分前に一時147.33円まで下落した。
21日の安値147.15円がサポートとして働くと147.71円付近まで下げ渋る場面があった。米7年債入札が低調となったことを受けて、米長期金利が低下幅を縮めたこともドル買い戻しを促した。ただ、戻りを売りたい向きは多く、買い戻しの勢いは長続きしなかった。
なお、ボウマンFRB理事は「インフレ率の低下が停滞した場合には利上げを支持する」などと述べた。
・ユーロドルは4日続伸。タカ派として知られるウォラーFRB理事が数カ月後の利下げの可能性を示唆すると、全般ドル売りが先行。節目の1.1000ドルを突破し、2時過ぎに1.1009ドルと8月10日以来の高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.61と8月11日以来の低水準を付けた。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3187%前後と9月20日以来の低水準を付けた。
・ユーロ円は続落。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢になると、5時30分前に161.93円と日通し安値を更新した。
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なお、ボウマンFRB理事は「インフレ率の低下が停滞した場合には利上げを支持する」などと述べた。
・ユーロドルは4日続伸。タカ派として知られるウォラーFRB理事が数カ月後の利下げの可能性を示唆すると、全般ドル売りが先行。節目の1.1000ドルを突破し、2時過ぎに1.1009ドルと8月10日以来の高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.61と8月11日以来の低水準を付けた。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3187%前後と9月20日以来の低水準を付けた。
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2023年11月28日
ドル円、続落
・ドル円は続落。欧州時間に一時149.33円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値149.67円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の低下などが相場の重しとなり、5時前に一時148.55円と日通し安値を付けた。市場では「米利上げ打ち止め観測が広がる中、マーケットの関心は利下げへの転換時期に向いている」との指摘があった。
なお、米5年債入札で底堅い需要が確認されると、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3788%前後まで低下した。
・ユーロドルは小幅ながら3日続伸。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれた売りが先行し、0時過ぎに一時1.0925ドルと日通し安値を付けた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0957ドル付近まで持ち直した。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.0959ドルには届かなかった。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。欧米株価の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行すると、23時30分過ぎに一時162.54円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は162円台後半でのもみ合いに転じた。ドル絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかった。
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・ユーロドルは小幅ながら3日続伸。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれた売りが先行し、0時過ぎに一時1.0925ドルと日通し安値を付けた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、1.0957ドル付近まで持ち直した。もっとも、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.0959ドルには届かなかった。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。欧米株価の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行すると、23時30分過ぎに一時162.54円と日通し安値を更新した。
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2023年11月25日
ユーロドル、続伸
・ユーロドルは続伸。米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となる中、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ポンドやカナダドルに対してドル売りが進んだ影響も受けて、前日の高値1.0930ドルを上抜けると一時1.0949ドルまで上値を伸ばした。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.36まで低下した。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は鈍化しているが、勝利宣言はできない」「これまでの利上げの効果を見極める段階にきている」と述べたほか、デギンドスECB副総裁は「現在の金利水準は十分に長く維持されており、今後インフレは抑制される可能性が高い」などと語った。また、ミュラー・エストニア中銀総裁は「おそらくこれ以上利上げする必要はない」との見解を示した。
・ドル円は3日ぶりに小反落。クロス円の上昇につれた買いが入った半面、対欧州・オセアニア通貨でドル売りが進んだ影響を受けたため、ドル円自体は大きな方向感が出なかった。米国市場が実質休場となる中、149円台半ばでの狭いレンジ取引に終始した。
・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると、4時前に一時163.65円と日通し高値を付けた。欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時188.66円、豪ドル円は98.54円、NZドル円は91.04円、カナダドル円は109.99円、スイスフラン円は169.68円、メキシコペソ円は8.75円まで値を上げた。
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・ドル円は3日ぶりに小反落。クロス円の上昇につれた買いが入った半面、対欧州・オセアニア通貨でドル売りが進んだ影響を受けたため、ドル円自体は大きな方向感が出なかった。米国市場が実質休場となる中、149円台半ばでの狭いレンジ取引に終始した。
・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると、4時前に一時163.65円と日通し高値を付けた。欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時188.66円、豪ドル円は98.54円、NZドル円は91.04円、カナダドル円は109.99円、スイスフラン円は169.68円、メキシコペソ円は8.75円まで値を上げた。

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2023年11月24日
クロス円はもう少し上昇余地がありそう
感謝祭が終わり、次の大きなイベントはクリスマスです。クリスマス前のこの1か月でもう一勝負して、その後クリスマス休暇に入るというのが、欧米のヘッジファンドなどの行動パターンです。今年最後の勝負をしかけてくるとすれば、やっぱり円売りではないかと私はまだ考えています。
アメリカの長期金利が上がりそうもないので、ドル円はせいぜい150円台かもしれませんが、クロス円は上手くいけば、もう少し上がる余地があるのではないかと考えています。
トレード方針としては、ドル円、クロス円での押し目買いをしつつ、メキシコペソ円は少額で長期のロングキープでやっていきたいと思います。
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アメリカの長期金利が上がりそうもないので、ドル円はせいぜい150円台かもしれませんが、クロス円は上手くいけば、もう少し上がる余地があるのではないかと考えています。
トレード方針としては、ドル円、クロス円での押し目買いをしつつ、メキシコペソ円は少額で長期のロングキープでやっていきたいと思います。

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