2023年03月24日

ドル円、続落

・ドル円は続落。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、円売り・ドル買いが先行。21時30分過ぎに一時131.66円と日通し高値を付けた。
 ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が近いとの観測が高まる中、ドル売りが出やすい面があった。一時は480ドル超上昇したダウ平均が下げに転じると、リスク回避の円買い・ドル売りが強まり、4時30分前に130.32円と2月10日以来の安値を更新した。
 なお、前日に「預金保険の上限引き上げは検討していない」との考えを示していたイエレン米財務長官が本日の議会証言では「正当化される場合、預金保護のために追加措置を講じる用意がある」と発言すると、ダウ平均の持ち直しとともに131.03円付近まで下げ渋る場面があった。

・ユーロドルは6日ぶりに反落。欧州中央銀行(ECB)の利上げ長期化観測が高まる中、アジア市場では一時1.0930ドルと2月3日以来の高値を付けた。FOMCを受けて、米利上げ休止観測が強まったことも相場の支援材料。
 ただ、NY市場では頭の重い展開だった。ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が「ECBは5月の理事会で追加利上げを行う必要がある可能性」などと発言すると、1.09ドル台前半まで持ち直したものの、ダウ平均が下げに転じるとリスク・オフのドル買いが優勢となり、一時1.0825ドルと日通し安値を更新した。

・ユーロ円は続落。22時前に一時143.20円と日通し高値を付けたものの、ダウ平均の失速とともにリスク回避の円買い・ユーロ売りが強まると141.16円まで値を下げた。引けにかけては141円台後半まで下げ幅を縮めた。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 06:40コメント(0) この記事をクリップ!

2023年03月23日

ドル高の材料を失った

 FOMCを受けて、マーケットはこの先ドルを買う大きな材料を失ったことになります。では、他になにかドル買いの材料はないかと考えてみますと、現在の金融に対する不安感が払しょくされれば、短期的なドル買いの材料にはなるかもしれません。しかし、それは一時的なものであって、中期的なドル買い材料が今のところ見当たりません。ドル円が127円台から137円台にまでドル高になったのは、アメリカの利上げのペースが思ったほど減速せず、まだまだ利上げが続きそうだとのムードが広がったためでした。

 今回のFOMCの結果で、そういうことも期待できなくなってきました。であれば、今後の可能性としては、ドル安方向に向かうほうが高いという結論になります。言い方を変えれば、ドル安に向かうかどうかは定かではないにしても、ドル高とドル安の可能性を比較すれば、ドル安方向のほうが可能性は高そうだということは言えるのではないかと思います。

 以上のことを踏まえて、当面はドル円、ユーロドルでのドル売り戦略を推奨したいと思います。上手くすれば、再び127円を見ることもあるのではないかと考えています。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 12:50コメント(0) この記事をクリップ!

ドル円、反落

・ドル円は反落。欧米の金融システム不安が後退する中、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが先行した。アジア時間の高値132.78円を上抜けて、21時30分前には133.00円まで値を上げた。
 ただ、注目のFOMC結果公表後は軟調な展開となった。FRBは今日まで開いたFOMCで、市場予想通り0.25%の利上げを実施。声明では「インフレ目標達成のため、継続的な利上げが適切になると予想する」とした前回までの表現を削除し、「幾分かの追加引き締めが適切となる可能性がある」との文言を採用した。利上げが近くいったん停止される可能性があることが示唆されたことで、米金利の低下とともにドル売りが進んだ。さらに、パウエルFRB議長が会見で「利上げ休止を検討した」と明らかにするとドル売りが加速し、4時前に131.03円まで値を下げた。
 パウエル議長が「当局者らは今年の利下げを見込んでいない」「必要なら想定以上の利上げを実施する」と発言すると、131.68円付近まで下げ幅を縮める場面もあったが、戻りは鈍かった。イエレン米財務長官が「預金保険の適用範囲について、大幅な拡大は検討していない」と述べたことで、ダウ平均が一時540ドル超下落。リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となり、5時過ぎに131.01円と日通し安値を更新した。

・ユーロドルは5日続伸。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁などECB高官の発言を受けて、欧利上げ長期化観測が高まるとユーロ買いが進行。FOMCで「利上げ休止」が検討されたことが伝わると、全般ドル売りが活発化し一時1.0912ドルと2月3日以来の高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.07と2月3日以来の低水準を付けた。
 ただ、パウエル議長が「年内の利下げを基本シナリオとしていない」と述べ、量的引き締め(QT)についても「変更すべき兆候はない」と指摘するとドル買い戻しが進み、1.0853ドル付近まで伸び悩んだ。

・ユーロ円は3日ぶりに小反落。21時過ぎに一時本日高値となる143.63円まで値を上げたものの、ドル円が失速するとユーロ円にも売りが出た。米国株相場が下落するとリスク・オフの円買いも入り、一時142.31円と本日安値を付けた。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 06:40コメント(0) この記事をクリップ!

2023年03月22日

ドル円、3日ぶり反発

・ドル円は3日ぶりに反発。経営不安に陥っているスイス金融大手クレディ・スイスについて、週末に同業のUBSが買収することで合意したほか、米連邦準備理事会(FRB)など日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らいだ。欧州株相場が大幅に続伸すると、リスク・オフの動きが巻き戻される格好となり円売り・ドル買いが進んだ。
 イエレン米財務長官はシリコンバレー銀行(SVB)など経営破綻した中堅銀行2行の預金を全額保護したことに関して、「他の銀行でも預金の取り付け騒ぎが発生すれば、同様の措置を取る」と明言。金融システム不安の拡大を防ぐために断固とした対応を取る姿勢を示した。米国株相場が堅調に推移すると円売り・ドル買いがさらに進み、3時30分過ぎには132.63円と日通し高値を更新した。

・ユーロドルは4日続伸。欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らぐ中、株価が上昇すると投資家のリスク回避姿勢が後退しユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
 イエレン米財務長官の発言で米金融システム不安への警戒が後退し、米国株が上昇したことも相場の支援材料となった。22時30分過ぎには一時1.0788ドルと2月14日以来の高値を付けた。その後も1.07ドル台後半での値動きが続いた。

・ユーロ円は続伸。欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数が1.5%超上げたほか、ダウ平均が340ドル超上昇すると、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り・ユーロ買いが優勢となった。一時142.79円と日通し高値を更新した。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 06:35コメント(0) この記事をクリップ!

2023年03月21日

ユーロドル、3日続伸

・ユーロドルは3日続伸。経営不安に陥っているスイス金融大手クレディ・スイスについて、同業のUBSが買収することで合意したほか、米連邦準備理事会(FRB)など日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念がひとまず和らいだ。欧州序盤には一時1.0631ドルと日通し安値を付けたものの、23時前には一時1.0731ドルと日通し高値を付けた。その後も1.07ドル台前半での値動きが続いた。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で「ユーロ圏の銀行セクターは底堅く、十分な資本や流動性を有している」「ECBは市場の動向を注意深く監視」「物価と金融の安定を維持するため必要に応じて対応する用意がある」などと述べた。

・ドル円は続落したものの、下値は堅かった。日本時間夕刻に一時130.54円と2月10日以来の安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となった。欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らぐ中、欧米株価が底堅く推移するとリスク・オフの巻き戻しが進んだ。米長期金利が上昇に転じたことも相場の下支え要因となり、24時過ぎには一時131.84円付近まで値を戻した。

・ユーロ円は小反発。欧州序盤に一時138.83円と約2カ月ぶりの安値を付けたものの、UBSがクレディ・スイス買収を決めたことを好感して欧州株が持ち直すと投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ユーロ買いが優勢となった。ダウ平均が一時410ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、24時過ぎには141.41円付近まで値を上げた。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 06:35コメント(0) この記事をクリップ!

2023年03月18日

ドル円、反落

・ドル円は反落。前日に反発したスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの株価が再び下げたほか、大手銀行11行による支援が決まったファースト・リパブリック・バンクの株価が30%超急落するなど、金融システム不安を巡る警戒感は根強く、ダウ平均が一時510ドル超下落。リスク・オフの円買い・ドル売りが優勢となり、一時131.56円と2月14日以来約1カ月ぶりの安値を更新した。「ドイツ銀行など少なくとも大手4行がクレディ・スイスとの取引を制限している」との一部報道も投資家心理の悪化につながった。
 米ミシガン大学が発表した3月消費者態度指数(速報値)が63.4と予想の67.0より弱い結果となったほか、併せて発表した消費者の期待インフレ率が予想を下回ったことも米金利の低下とドル売りを促した。

・ユーロドルは続伸。欧州の金融機関全般への警戒感からユーロ安・ドル高が進み、21時30分過ぎには一時1.0612ドル付近まで値を下げた。
 ただ、オセアニア時間に付けた日通し安値1.0608ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。低調な米経済指標や米金利低下に伴うドル売りも強まり、4時前に1.0685ドルと日通し高値を更新した。市場では「週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが入った」との声も聞かれた。

・ユーロ円は反落。日本時間夕刻に一時142.21円と日通し高値を付ける場面もあったが、欧州株が下げに転じると一転円買い・ユーロ売りが優勢となった。米地銀の経営悪化への懸念から米国株が軟調に推移したことも相場の重しとなり、23時30分過ぎに一時140.16円と日通し安値を更新した。ただ、ユーロドルの持ち直しにつれた買いが入ると141.20円付近まで下げ渋った。

・メキシコペソは下落。WTI原油先物価格が一時1バレル=65.17ドルと2021年12月以来約1年3カ月ぶりの安値を更新すると、産油国通貨であるメキシコペソに売りが集まった。対ドルでは一時18.9885ペソ、対円では6.95円までペソ安に振れた。
 同じく産油国通貨とされるカナダドルも軟調だった。対ドルでは一時1.3773カナダドル、対円では95.82円まで値を下げた。



FX 新時代のトレード戦略
マット今井(今井雅人)が直接コメント欄に返信する事はございません。
書き込みはブログ本文でのみ行います。

→公式サイト「勝利の方程式」はこちら(メルマガも配信中!)
★Twitter → http://twitter.com/imai_masato
matt_i at 06:35コメント(0) この記事をクリップ!

スポンサードリンク






広告





livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)